第3回モバイルビジネス研究会

「端末ベンダーは海外で挑戦する気があるのか」──慎重論に業を煮やす構成員(ITmedia+D)

昨日の記事であるが、イーモバイルの陰(?)で気が付かなかった。
で、「端末ベンダーは海外で挑戦する気があるのか」ということに関しては、シャープの「EM・ONE」を見ればだいたいわかる気がする。
3GSMという格好の発表する場がありながら、細々と日本で発表しただけなのは「海外は2の次」ということなのだろう。
また、ベンダー側が「SIMフリー化」の弊害として挙げているのが下記5点。

  1. 音声とSMSしか使えない
  2. キャリア相互の互換性がない
  3. ネットワークのトラブル時の責任分界ができない
  4. 技術開発力が低下するおそれがある
  5. アプリケーションの互換性を保証する必要がでてくる

1.と2.はまぁわかる。が、この場合そもそも「SIMフリー端末」を購入しなければいいだけのこと。
3.は特に問題なのか?今と変わらない気もするが・・・
(他の携帯に、SIMを入れれば「キャリアサービス(ネットワーク)」の問題か「デバイス」の問題かすぐわかるんではないか?)
4.に関しては全くもって意味不明。ただの言い訳だ。
(まぁ「端末売上減少」→「開発資金の枯渇」ということなんだろう)
5.も何のために「互換性の保証」が必要なのかわからない。
なんでベンダ側がアプリの互換性を心配するのだ?
電話に必要な基本ソフトはプレインスコされているんだから、他にインストールされたアプリはアプリのサプライヤに責任があるとすればいいではないか。

なんだか、キャリアと歩調を合わせた感が強い気がするな・・・
ベンダー側はもっと「自由に売りたい」という姿勢があると思っていたのでかなり残念である。
というかこうまでキャリア依存になってしまっていることに驚いてしまった。
こりゃ当分SIMフリー化は来ない気がする・・・