マレーシアから戻って・・・

4/10,11の2日間に渡るマレーシアの出張が終わり、今日KLIAからBKKへTG418で戻ってきた。
KLIA出発ロビー
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KLIAの夕陽
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何か1時間くらい遅れたのだが、delayの表示も何もないし、遅れのアナウンスもなかった。
ま、いいけどね。

KLIAの印象は・・・結構寂しい感じ。
セントレアに近いものを感じる。
便の招聘がうまくいっていないのだろうか?
ここに到着したときも同様に感じた。
もちろん時間帯もあるのだろうが、BKKなんかいつの時間もそれなりに人がいるから利用者数に結構差があるのだろう。
(前回来た時はメッカ巡礼シーズンだったのでイミグレはすごい人だった)

マレーシアはこれで8回目になる(ハズ)。
この国の印象といってもまだ語れるほどの経験をしたわけではない。
今回のマラッカには2年ぶり3回目だし、町にも殆ど出てないからよくわからないのが本当のとところだ。
マラッカに来る前というとシャーラムに行ってたのが96年が最後だから、もう10年も前になる。
KL市内観光もこの頃に1回行ったことがあるが当時は空港も古いほうだったし、ツインタワーも建設中だった。
現在のKLとはずいぶん違っていることだろう。
ただ、初の観光以外の海外滞在(といっても3週間程度だが)の場所でもあり非常に感慨深い国である。
多民族・多宗教(マレー系イスラム教、インド系ヒンドゥ教、中華系仏教)であるのにもかかわらず、東南アジア内では最も安全な国の1つだ。
タイと違うのはまず、一見して人種がかなり違う。
タイでは、中華系の顔立ち(モンゴロイド)がかなり多い。
混血が進んでいることもあるだろうが、こちらの土着の民族であるタイ(イサーン)系に融和している印象で中華系といって目立つことはない様に思う。
一方マレーシアでは宗教の問題もあるだろうが、それぞれの区別がはっきりとしている。
エキゾチックな顔立ちのインド系とマレー系、我々に近い線の中華系が混沌としている。
服装も含めてそれぞれのアイデンティティがはっきりしており、単一民族でかつ世界でもっとも混血の進んでいないとされる日本人にはかなり違和感のある世界だ。

逆に2国ともに同様なのはごく一部の中華系が財をなしているということか?
まぁこれは東南アジア全体で同様であるのだが・・・
(まぁ華僑の財力は表裏含めると世界中どこでも財を築いているのだが・・・)
こういった華僑への財の一極集中に端を発して他国では暴動も起きるのだが、この2国はそういったことがないのはなぜだろうか?
(タイには別のイスラム原理主義者がおり、南部のみでテロをしているが、BKKにいるとそれは別世界の出来事のようだ)

隣国であるにもかかわらず、人種、言語、宗教など大きな違いを見せる両国だが、この平和な状態でいつまでもあってほしいものだ。
タクシンも首相を辞めたことだし、タイに関しては今後多少の変化はあるかもしれない。
が、政治が生活に与える影響は以外と低いように思えるこの国では案外そう変わらない気もしている。
できれば現在のバーツ高基調はもう少しバーツ安に振れて欲しいとは思うけれど・・・
(あまりバーツ高なのも経済的にどうかな?)