モバイルガジェット運用状況とコスト

今回のモバイルガジェットも前回と同じ、S11HTと813SHである。
それぞれの用途としては以下の通り。

  • S11HT+12Call(AISプリペイド)※イーモバSIMから差し替えて使用
    • 日本への発信用通話
    • 現地ユーザへの発着信通話
    • ExchangeServerでのメール送受信
    • WEB巡回
    • X61、U1010の通信モデム
  • 813SH(SBMローミング)
    • 日本からの連絡用通話

つまり、日本からの着信のみ813SHを使用し、あとは全てS11HTを利用している。
とはいえ、S11HTで通話すること以外は日本での利用と変わりが無いので、海外を全く意識することなく使用できるのが最大のメリットだ。
また、813SHで着信した場合、S11HTかもしくはSkypeOutでかけ直すことでなるべくローミング費用がかさまないようにはしている。


この使い方で今回かかったコストは、この4日間で約500THB(約1,650円)。
この内、通話コストが300THB(約1,000円)で殆どが日本との国際電話代。
国際電話には「009」発信を使用してコストを抑えている(たぶん9THB/分)。
ちなみに国内電話は回数こそ10回ほどあるものの元から安いせいであまり総コストには関係ない。
残りの200THB(約650円)はExchangeServer(10分間隔で同期)とWEB参照とブログ投稿分。
結局、通話・通信料として一日あたりほぼ400円ほどかかっていることになる。
これを高いととるかは人それぞれだが、PCからのモデムとして使っていることも考えると、自分としては利便性に見合う金額だと思っている。
(ただ、自分は滞在ホテルに無料LANがあることを大前提にしているので、それがない場合はまた別の考え方になるかも・・・)


それにしても、タイに来るようになって10年になるが、当時ホテルからの国際電話代だけで数万くらいかかったことを思うと通信料はほんとに安くなったと思う。
これはこの10年でわれわれのような「外国人」が安価に使えるサービスがこの国にはできてきたということに他ならない。
そしてこれはタイに限った話ではなく、かなりの国でこういう使い方が可能なのである。
一方、日本ではSBMやイーモバがやっとプリペイドSIMを販売するようになったばかりで、まだまだ「外国人」や「海外在住日本人」にやさしくない状況だ。
2G時代は非GSM圏ということもあり、文字通り「鎖国」時代でどうしようもなかったとはいえ3Gが主流になってずいぶん時がたつ。
そろそろ世界的に「普通」のサービスをキャリアはちゃんと提供すべきだ。
とにかく最大キャリアのドコモがこのあたりのグローバルサービスを理解して提供していかないとダメだろう。
そして、国でもどこでもいいが一般ユーザーにキャリアと端末が不可分ではないことを知らせるべきじゃないかと思う。
そろそろこのあたりの理解を深めないとほんとに「ガラパゴスケータイ」になりかねないと思うのだが・・・