Windows Marketplace for Mobileの真意?

Windows Marketplace for Mobile」はどうやら通信キャリアに対してのメリットを考えたがために、あの料金体系になったということか・・・
名実ともに“電話”のためのOSに――Microsoftの「Windows Phone」戦略(ITmedia)」

 また越川氏はMarketplaceで、アプリの代金を月々の電話料金に合わせて通信事業者が回収する「回収代行」の仕組みをぜひ実現したいと話す。これが実現すれば、ユーザーはクレジットカードや専用の決済ポイントなどを利用しなくてもアプリやコンテンツを購入できるので、特に日本のように、ゲームや携帯コミックの代金を電話代感覚で支払うのが当たり前になっている市場では、アプリ購入に対する心理的障壁を下げる効果は大きいだろう。

 ただし、回収代行で得られるメリットはそれだけではない。越川氏は「回収代行が実現すると、オペレーター(事業者)との間でのレベニューシェア(収入の分け合い)が容易になる。これによってモバイル向けアプリの訴求をオペレーターと共同でできるようになる」と話す。App Storeでは、アプリの売上はアプリ開発者とAppleとの間で分配されるため、アプリがいくら売れても通信事業者にとっては基本的にうまみがない。しかし、Microsoftはアプリの売上の一部を事業者にも還元したいとしているのだ。最初にiPhoneが発売されたとき、Appleと米AT&Tとの間では、ユーザーの月々の電話料金の一部をAppleが受け取る契約が結ばれていたといわれているが、Microsoftは逆に、通信事業者との共存共栄の道を探ろうとしているのである。

なるほどな、これで99$/年、99$/一本という高額な値をつけてきたのがなんとなくわかる。
そりゃ、MSと通信事業者と開発者で分配することが前提になっているのなら高くもなるな・・・
おそらくキャリアに対しての支払いなんて、日本だけの「鎖国仕様」だろうが、なんでMSがキャリアに媚を売るようなことをしなきゃならんのだ?
日本の通信キャリアに「もっとWM機を取り扱って欲しい」という営業的な発言なのか、裏?取引でもした結果なのかよくわからない・・・
う〜ん・・・通信キャリアとWEBコンテンツは切り離されていく方向に向かっていると思っていたので、正直この内容には戸惑うな・・・
加えてこれでiPhoneのようにアプリのインストールにロックがかけられるとなると、WMにはもう魅力が殆ど無いと思えてしまう・・・
というより、アプリロックでもしなければいろんなマージンがのって高価になるはずのこのサービスは誰も使わないだろう。
もしかして、WM機が楽しめる時代は今年で終わりかもしれないな・・・


もっとも、現在わかる範囲での情報での「アプリロックがかかる」という予想だし、現状のWM機には関係ないので、MSの正式な発表を待ちたいと思う。