やっぱり・・・

やっぱりいきなりケチがついたか・・・

 MVNO協議会では、MNOがMVNOになれないという決まりはないとした上で、MVNOのガイドラインである「競争促進」「多様・低廉なサービス提供によるユーザーの利便性向上」「電波の公平・能率的な利用の促進」といった指針から、今回の事例は外れていると指摘。「周波数免許を付与されているMNO が、ほかのMNOの通信網を借りてMVNOとなるのは、MNOとしての責務を放棄することにほかならない」と、協業を明らかにしたソフトバンクなど、 MNOがMVNOとなることに反対意見を表明した。
 総務省では、「MNOによるMVNOを一律に認めない、とするのは適当ではない」とし、「電気通信事業法においても、MNOによるMVNOは禁止しておらず、制度上の枠組みはない」とする。同省では個別のケースについてのコメントは控えているものの、免許を付与されているMNOは、開設計画にもとづくエリアカバー率の達成や技術導入などを達成する義務を負っているとした上で、「例えば、想定を超えるトラフィックに対応するために借りる場合など、ビジネス上の経営判断は自由。ただし、その場合は設備投資について説明する必要も出てくるのではないか」との見解を示し、MNOとして移動通信網への設備投資や努力を十分に行わないままMVNOとなる場合については疑問を呈した。

(ケータイWATCHMVNO協議会、ソフトバンクのMVNOに意見表明」より引用)
要は設備増強計画が思うように進まないからといって安易にMVNOに頼ってはイカンということだろう。
しかし、この提携でSBMがやろうとしている「定額サービス」もよくわからないな。
データ通信定額の利用は人口密集地域である都市部に集中するだろうから都市部のトラフィックだけイーモバの回線へ分散させる狙いなのか、そもそもイーモバエリアのみに限定される定額サービスなのかもはっきりしない。
この提携でSBMがイーモバに支払う額がどれほどなのか見当もつかないが、それなりに回線使用料は発生するし、ネットワーク双方の安定したコネクションの実現にはかなりのソフトウェア変更が必要になるハズ。
もしWCDMA帯域の違いを超えたハンドオーバーを実現しようとするならもっと大変だ・・・
それらのコストを吸収するだけの顧客獲得につながる提携なのかも疑問に思う。
イーモバイルにしてもここ東海地区ではまだ回線の遅さはあまり気にならないが、関東では時間帯によってはかなり遅くなることもあると聞いている。
ということはSBMのユーザーが大挙してここに入ってくれば、イーモバ自体のサービス低下にもつながり双方メリットが出ないという最悪の提携になる可能性もある気がする。


ま、実際に「定額サービス」について何らかの発表がないと何もわからないんだがな・・・